【フィンランド】ヘルシンキ中央図書館「Oodi」が完成！美しく先進的なデザインは必見

世界には重厚で豪華な美しい図書館がいくつかあります。

ですが、フィンランドの図書館「Oodi」は少し違います。

「Oodi」のコンセプトは、人々が交流するリビングルームです。

フィンランドは独立100周年を迎えました。ヘルシンキ中央図書館の建設プロジェクトは、独立100周年のメインプロジェクトとして国に指定され、市民が参画しながら進められてきました。

Kiasmaヘルシンキ現代美術館 と ヘルシンキ中央駅があるヘルシンキ市ど真ん中カンサライストリ広場に２０１８年１２月５日にヘルシンキ中央図書館がオープンしました！

ヘルシンキ中央図書館Oodiが、国際図書館協会および機関連盟（IFLA）で2019年公共図書館賞を受賞しました。図書館利用率の高い国として知られているフィンランドには737の公立図書館があり、年間190万人もの人々が本を借りています。充実したサービスと洗練された建築は必見です。

ガラスと鉄の構造と木を用いた印象的な外観
建物も大きいですが、広場もとても広くて開放的。

２０１５年にヘルシンキ市議会で可決され、２０１６年に建設が始まりました。総予算費９６００万ユーロ（約１憶２千万円）で中央政府3000万ユーロ、ヘルシンキ市が6600万ユーロを出資しています。

冬のヘルシンキ中央図書館

１階正面は自然な光を取り込むため全面ガラス張りで
ロビーには固定した施設が少なく、広い面積の場所を様々な用途に合わせて使えるように設計されています。

天井と外壁に自然素材である木材を存分に使っていて、フィンランド・北欧らしいですね。

Oodiの施設と機能とフロアマップ
読書、勉強、webもどこでも自由です
カフェ・レストラン
Oodiオープニング前のバーチャルツアー
設計はフィンランドの建築設計事務所 ALA Architects
アクセスと営業時間
1. アクセス
2. 営業時間

Oodiの施設と機能とフロアマップ

1階イベント、カフェ、ホール

1階は公共施設と映画館や多目的ホールなどの大規模なイベント会場があります。ここでは、借りたアイテムを返却し、最新の本を取り出すことができます。

2階ワークショップ、学習、

2階は、仕事、学習、特化しており、スタジオ、ゲームルーム、ワークショップ、仕事と会議室、グループワーク施設があります。

3階読書、バルコニー、ファミリー向け

最上階はリラックスしてくつろげる場所です。起伏のある天井の下で、毎日の雑用から休憩したり、コーヒーを飲んだり、バルコニーからの景色を眺めたりすることができます。このフロアは、伝統的な図書館に最も近いです。子どもたちのセクションもここにあります。

フロアマップのダウンロード（PDF）

本棚を低く設計しているので天井が高く開放感があります。
車椅子の方や小さいお子さんは助かりますね。

広々しています。天井の丸い穴は天窓です。
ソファーや椅子・クッションが至る所にあり、空間を広々使っています。

2階のワーキングスペースでは３Dプリンターも使えるのです！

さすが！　ITの先進国ですね。

フリーランスで働く人がオフィス代わりに使用することも推奨されていて、なんと！OodiではPC・プリンター・コピー機・スキャナー・Wi-Fiが無料で使用でるそうです。
素晴らしいですね！
スペースを貸してくれる施設は日本でもたくさんありますが、機材がこんなに揃っている施設はなかなかないんじゃないでしょうか。しかも無料！
ちょっとした仕事ならここで出来ちゃいます。（たぶん）