
木製モルックは泥だらけになってしまうと、モルック自体によくありません。
雪や雨で地面がぬかるんでいて外で何日もモルックができない事もあります。
ということで。
「室内でもできるモルックを作ろう!」
さすがに部屋の中で木製のモルックを思いっきり投げると、モルックがぶつかる音による騒音問題になったり。家具や窓ガラスが割れると危険です。
(賃貸の場合、退去時に費用の請求をされる事もあり得ますのでやめておきましょう。)
そこで防音対策も兼ねて、床や壁などを損傷しないようにやわらかい素材でモルックを作りたいと思います。
室内用のやわらかモルックとは
当然、木製のモルックを室内でする人はあまりいないと思いますが、
一応予想される問題点をまとめると
・壁や床、窓ガラスの破損防止
・騒音対策
・木製モルックにクッション材を巻くだけだと大きすぎる
では、室内用モルックはどういうものがいいのでしょう?
①床や壁などにぶつけても大丈夫な柔らかい素材
②マンションなど騒音問題にならないように音がほぼ鳴らない素材
③モルックを結構なスピードで投げるので軽すぎない
④木製モルックに近い大きさか、それより小さくする
👉このことを踏まえてなるべく低予算で制作していきます。
大きさ・色・数字・柄など自分で好きなようにできるのが自作のいいところです。
楽しんで作っていきましょう。
室内用やわらかモルックの作り方
全ての材料
- 積水化学 エスロン STN20 (1本 2m)
- PPシート(厚み0.75mm seria)又は厚紙
- ニトムズ 超強力両面テープPE PP
- 数字シール(番号付き断面pdf←コピーして使ってください)
制作に使う道具
- はさみ
- カッター
- パンきり包丁
- マイターボックス(あると便利なノコギリガイド)
- ボールペンなど筆記具
制作工程
おおまかな制作工程を説明します
①エスロンを切断
↓
②PPシート(又は厚紙)をはさみでカット
↓
③新聞紙を中に詰める
↓
④両面テープで接着
↓
⑤数字シールを貼る
↓
完成!
①エスロンを切断
何かの断熱材ですが、このエスロンが軽くて加工もしやすくて。しかも安い!
品番 | STN25 |
仕様 | パイプタイプ 色 :白 長さ :2m 穴の径:32mm 外径 :52mm 厚さ :10mm |
材質 | 発泡ポリエチレン |
※公式のモルックよりも少し細いです。
「モルックに近い太さがのがいいんだけどなあ」っていう方はSTN25がいいと思います。
STN25→外径:52mm
もう少し小さいのが作りたい方は
記事の最後に「積水化学 エスロン」の種類と仕様を載せておきます。参考にしてください。
ヨドバシカメラで買うと送料も無料なのでこれで制作します。

スキットル12本を切断していきます
👇公式スキットルとモルック棒の寸法は下記の通りです
スキットル:長さ150mm
モルック棒:長さ225mm
△ここで注意点があります。△
スキットル①~⑫ともルック棒を作るには、
材料のエスロンが2mしかありません。
長さが結構ギリギリなので、最初から直角に150cmづつ切ってしまうと足りなくなります。そこで、

作業効率も考えて、45度と直角を交互に切っていきます。

綺麗にカットするためにおすすめの方法として。
ノコギリやカッターナイフよりもパン切り包丁!綺麗に切れるので、本当におすすめです。
パン切り包丁は切り粉もあまり出ず、100円ショップでも売っているのでPPシートを購入するついでに一緒に買っておくと便利です。
45度に切るガイド(マイターボックス)があるととても効率よく作業ができます。

SK11 鋸切断ガイド マイターボックス 108407 2×4材用
SK11マイターボックスの場合、直角に切る溝の幅が約2mm
90度45度22.5度ナナメ45度のガイド
ただし、ここでも注意点
ガイドを使う場合はガイドの溝よりもパン切り包丁が厚いと入らないので注意。
100均などで購入する前に厚みを確認しましょう。
「マイターボックス」で検索するといろんな種類が出てきます。
下のリンクからAmazonで検索してください。
12本のスキットルを作って残ったエスロンでモルック棒を作ります。
モルック棒の長さが22.5cm(225mm)なので、測ってパン切り包丁で切ります。
②PPシートをはさみでカット
PPシートは100円ショップで売っている0.75mm
(0.75mmはハサミだと、切るのに少し力がいるので0.5mmがあればそちらの方がいいと思います)
スキットルの下面と斜めの面に貼るPPシートを12枚づつ作っていきます
以下にテンプレートをおいています↓ご利用ください。
底面をまっすぐにする役目と、斜めの断面をきれいに見せる効果があります。
めんどくさい人は厚紙やコピー用紙を切って貼るだけでもいいと思います。

プリントアウトした○をそれぞれPPシートに1枚だけ貼ります。
(これがテンプレートになるので、なるべく丁寧に切ります。)
1枚だけきれいに切ってそれをガイドにすると簡単に○が書けます
同じ丸を12枚ハサミで切って作ります。楕円も同じように12枚作ります。
ボール紙にコピーした紙を貼り付けて、ハサミで切ります
③新聞紙を中に詰める
エスロンだけだととても軽いので、少し重くするために新聞紙を筒状に丸めて入れます。
中に詰めるものは何でもいいのですが、新聞紙が一番安くてかんたんに詰めれるのでおすすめです。

・新聞紙の見開きを半分に切ります
・縦に4つになるように折ります
・細く巻いていきます
・スキットルのとモルック棒の中心の穴に差し込みます
新聞紙の枚数を増やすことで、重量調整もできます。
④両面テープで接着
スキットルの両端に、切ったppシートを両面テープで貼る

⑤数字を印刷して貼る
番号付き断面pdf←①~⑫のテンプレートです
上のPDFから番号を印刷して楕円に切りとって貼ると簡単です。
文字だけを切り取って少し凝ってみました。
青い紙のパッケージに文字を貼る。
プリンターで数字を印刷して裏面に貼ります。
あとはカッターナイフで切り取って両面テープかのりなどで斜めの面に貼ります

もちろん好きな色のペン(油性)で描いてもOK!
(油性ペンでPPシートに描くときは失敗しても、マネキュア薄め液で取れました。)

本体のエスロンにマネキュア薄め液が付くと溶けるので気をつけましょう。
マネキュア薄め液は匂いもきついので喚気をしっかりしましょう。
室内用モルックの完成!
左:周りに何も貼っていないモルック
右2つ:フェルトを貼ってさらに防音性を高めた
フェルトの糊しろをすこし重ねて転がりにくくしました

外側に好きな柄の生地やカッティングシートなどを貼って自分だけのオリジナル・モルックを作ってみてください。
このモルックは柔らかい素材で作られているので、自宅や体育館でもできると思います。
床や窓ガラスの損傷を気にせず思いっきり楽しんでください。
「家の中だと広さが取れない。」という方は少し細い種類を使ってみるのもアリだと思います。
【積水化学 エスロン 保温チューブ パイプタイプ】
↓品番からヨドバシカメラのページに行けます。
※パン切り包丁などの刃物を使う場合はくれぐれも怪我をしないように注意してください。
※マネキュア薄め液は目や口に入ると危険なので取り扱いにはくれぐれも注意しましょう。
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