WOWOWのオリジナルドラマ。意外と刺さる件について

わたし、WOWOWのドラマに人生の「予想外」を何度ぶん殴られたかわからん。

そもそもWOWOWって、「映画チャンネルでしょ？」って思ってた。あとはボクシングとサッカー？くらいの認識。まさかここに、感情をめちゃくちゃに揺さぶられるドラマが眠っていたなんて。

あなどれん。いや、あなどってた。ごめん、WOWOW。

WOWOWのオリジナルドラマって、どれもこれも、「その感情、知ってる。でも言語化できなかったやつや！」っていう核心を、ズバァァンと突いてくる。

たとえば、
「連続ドラマW　邪神の天秤」。
これ、刑事ものなんやけど、ただの事件解決じゃない。人間の「正義とは何か」「狂気とはどこから始まるのか」みたいな、目をそらしたくなる問いを、静かに差し出してくる。

もう、ドラマ見ながら「わかるけど、わかりたくなかった……」って何度つぶやいたことか。

WOWOWのドラマって、キャスティングがずるい。

ずるいくらいピッタリ。
「この人に演じてもらうために、脚本が生まれたんちゃうか？」って思うくらい。

たとえば「アクターズ・ショート・フィルム」シリーズ。俳優が自ら監督をつとめる企画なんやけど、もうこれ、文化財にしたほうがいい。
人間って、こんな表現できるんや。俳優の「見えへん情熱」を、これでもかってくらい浴びせられる。

WOWOWドラマって、大体が「全5話」「全8話」「全10話」くらい。

これがまたいい。
無駄がない。
引き延ばしゼロ。
脚本の濃度がエスプレッソみたい。
「1話たりとも見逃したら人生損」みたいな密度で攻めてくる。

DV、犯罪被害者、少年法、LGBTQ、家族崩壊、国家の裏側。
WOWOWのドラマは、どれも「地上波じゃ無理やな……」ってテーマを、本気で描く。

でも、ただ重たいだけじゃない。
そこに「生きててええんやで」っていう希望のひかりが、ほのかに、でも確かにある。

WOWOWはBS放送やけど、BSアンテナなくても「WOWOWオンデマンド」で観られる。
スマホでも、PCでも、テレビでも。

月額2,530円（税込）。
正直、サブスクで一番高い。でも、2,530円ぶんの「感情のうねり」と「考える時間」が確実に手に入る。むしろ安いと感じてる自分がいる。怖い。

仕事に追われてる。
人間関係に疲れてる。
毎日、同じことの繰り返しで、何も感じなくなってる。

そんな人にこそ、WOWOWのドラマを観てほしい。
干からびた感情に、水やってくれるから。
しかも、涙と共に。

「WOWOW？あんま興味ないかな〜」って思ってる人にこそ、観てほしい。
ほんまに、感情の内側をぐいっとつかまれる。

そしてあなたも、わたしと一緒に叫んでほしい。

「WOWOW、すご……」

うんうん、わかります。私も最初そうやった。
でも実際やってみたら、「あれ？こんな簡単でいいの？」ってレベルでした。

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