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大阪・関西万博にまた会える?!ミャクミャク像の行方&パビリオン移設先リスト!

※本ページはプロモーションが含まれています

2025年10月13日に閉幕を迎えた大阪・関西万博。半年間、「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマのもと、会場となった夢洲(ゆめしま)は連日、大賑わいでしたね。

「行ったけど、もう一度あのワクワクを味わいたい!」
という皆さん、そして
「行ってみたかったけどチケットが取れなかった…」という皆さんに、
まず最大の朗報をお届けします!

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ミャクミャク像の行方&未来の遊び場へ生まれ変わる場所リスト!

ミャクミャク巡回計画

万博の顔として大人気だった公式キャラクター「ミャクミャク」のモニュメントは、万博が閉幕しても姿を消しません。

会場の東西ゲートで来場者を出迎えていた巨大なミャクミャク像(「いらっしゃい」と「ワクワク」の2体)は、大阪府が所有を引き継ぐことが決まっています。

気になるその行方は、なんと大阪府内を巡る壮大な旅の始まりです!

まず閉幕後は、1970年の大阪万博のスタート地点である「吹田市の万博記念公園」に移設されます。
その後、来年度以降は、府内の色々な「観光名所を巡回」する計画です。最終的には、IR統合型リゾートなどが整備される「新しい夢洲」に里帰りし、「夢洲のアイコン」として未来を見守ってくれる予定です。

「気持ち悪い」と言われた時期から「超人気者」へと右肩上がりになったミャクミャク。彼の像を追いかける旅は、万博の熱気と未来への期待を追体験する、「最高の巡礼ルート」になるはずですよ!

ここでは、ミャクミャク像の巡回と並行して楽しめる、パビリオン本体や展示の移設先を詳しくご紹介します。

関西の新名所へGO!淡路島と交野市で世界に再会

万博の華だったパビリオンのうち、日本国際博覧会協会は84あるパビリオンの約2割を再利用する方針を発表しています。特に、近畿圏内でパビリオンの再利用が集中しているのが、兵庫県の淡路島大阪府交野市です。

1. 淡路島:「持続可能性」を体現するパビリオンのリユース計画

再利用計画の中でも特に注目を集めているのが、淡路島への移設です。

• オランダ館(コモングラウンド)
大きな球体が印象的で、予約困難な人気パビリオンだったオランダ館は、そのままの形で淡路島に移設される予定です。この建物は、設計当初から解体・再建築が容易な「循環型デザイン(サーキュラー・バイ・デザイン)」に基づいており、溶接ではなくねじで組み立てる工法が採用されていました。ただし、残念ながらキッズアンバサダーの「ミッフィー」はオランダへ帰ってしまうそうです。

(オランダ館)

• パソナ館(NATUREVERSE)
iPS細胞で作られた「心筋シート」の展示や、アトム、ブラックジャックが案内役を務めたパソナ館も、展示を含め淡路島へ移設が決定しています。
パソナグループの担当者も「すばらしいナビゲーターだったので続けてもらえれば」と語っており、未来の科学に触れて興奮した体験を「もう一度じっくり学ぶ」ことができるでしょう。

(PASONA館)

2. 大阪府交野市

ヨーロッパのルクセンブルク館も、大阪府交野市へ移設されます。

• ルクセンブルク館
このパビリオンは、閉校した市立第一中学校の跡地に部材が運ばれ、子ども向けの施設として再利用される予定です。
これは、建材を加工せず再利用するという「SDGs」への貢献を重視したもので、全国の自治体で初の海外パビリオン移築に関する協定事例となりました。
万博で世界とつながった建物が、未来を担う子どもたちの「学びの場」となる、詩的な循環です。また、基礎コンクリートブロックは兵庫県のネスタリゾート神戸で再利用され、膜屋根は大阪の地元企業によりバッグや小物へとアップサイクルされます。

(ルクセンブルク館)

パビリオンそのものの移設以外にも、万博の構造物が未来へと繋がる、感動的なレガシーが残ります。

3. 復興支援に活かされる「大屋根リング」の木材

万博会場のシンボル、世界最大級の木造建築物「大屋根リング」(全長約2km、高さ最大20m)は、その木材が解体・廃棄されるのではなく、「持続可能な万博」の理念のもとで再利用されます。

• 能登半島地震の復興支援
リングを構成していた大量の木材は、能登半島地震で被害を受けた「石川県珠洲市の復興公営住宅」の資材として活用される予定です。建築家の坂茂氏も、この木材を柱や梁、床材に使用し、復興の話題を通じて外からも見に来てもらえるような「誇りを持てる住宅」づくりを目指しています。

• 現地保存
リングの一部(北東側約200m)は、現地に残り、「市営公園」として整備される方針が合意されています。

4. 海を越えて国際交流へ!その他注目の移設先

• BLUE OCEAN DOMEはモルディブへ
建築家・坂茂氏が設計した、カーボンファイバー(CFRP)を骨組みに使ったパビリオンは、閉幕後、モルディブのリゾート施設へ移設されます。海の持続性をテーマにしたパビリオンが、モルディブで「サステナブルな観光・海洋教育の拠点」として再活用されるのは、万博の理念が国境を越えて繋がる素晴らしいプロジェクトです。

• ウズベキスタン館は教育センターへ
日本の杉約300本を屋根に使ったウズベキスタン館は、部材を自国に輸送し、教育センターとして再建される計画です。担当者は「万博が終わった後も、万博の理念を残したい」と語っており、国際交流のレガシーが受け継がれます。

• アートとグルメの再会
アイルランド館の金の輪っか型彫刻『マグナス・リン』は京都の知恩院へ譲渡され、ドイツや中東諸国のグルメを堪能できるレストランやカフェが大阪市内にオープンする予定です。

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大阪・関西万博の施設・展示の移設先と活用リスト(アフター万博の場所)

日本国際博覧会協会は、84あるパビリオンのうち約2割を再利用する方針を発表しており、万博で生まれた感動と記憶は、形を変えて各地で生き続けることになります。
パビリオンの解体は10月20日以降に始まり、敷地返還は2026年4月13日までに、会場全体の整地と土地返還は2028年2月末までに進められる見込みです。

1. 万博の「顔」とアート作品の移設・活用

項目概要移設・活用先
ミャクミャク像東西ゲートに設置されていた巨大なモニュメント(「いらっしゃい」と「ワクワク」の2体)。大阪府が所有し、閉幕後は→吹田市の万博記念公園に移設予定。→大阪府内の観光名所を巡回。→最終的に夢洲(ゆめしま)里帰りとなる構想。
アイルランド館のアート6メートル級の輪の形をした金の彫刻『マグナス・リン』。京都の知恩院へ譲渡、展示される予定。
いのちの未来(展示)展示されていたアンドロイドのうち7体。けいはんなオープンイノベーションセンター(京都府木津川市・精華町)で展示される予定。
ドイツ館(展示)サーキュラーちゃん2体。大阪市立科学館へ譲渡されたが、活用方法は検討中。
夜の地球(展示)展示物。石川県輪島漆芸美術館で展示される見込み。

2. パビリオンの建物・展示の移設(国内・関西圏)

パビリオン名移設・活用内容移設先・所在地
オランダ館大きな球体と波打つ外装が印象的な建物が、そのままの形で移設。ミッフィーはオランダへ帰る予定。兵庫県 淡路島(パソナグループが計画)
パソナ館(NATUREVERSE)アンモナイトの螺旋構造を模した建物と、iPS細胞の心筋シート展示、アトムやブラックジャックなどの展示物を含めて移設される予定です。兵庫県 淡路島
ルクセンブルク館パビリオンの部材が移築、子ども向けの公共施設として再利用。
基礎コンクリートブロックはネスタリゾート神戸で再利用。
大阪府 交野市(旧市立第一中学校跡地)ほか
いのちの遊び場・クラゲ館パビリオン上部の屋根や柱などの構造物が移設、公共施設として再利用される予定。遊具は再利用対象外。広島県 福山市(公共施設/子ども未来館・仮称)
大阪ヘルスケアパビリオン建物の一部を残置または敷地内で移築し、民間事業者所有のもとで「先端医療」「国際医療」「ライフサイエンス」に携わる事業を実施予定。夢洲(跡地活用ゾーン)
大阪ヘルスケアパビリオン(展示)iPS細胞で作った「心筋シート」の映像や「生きる心臓モデル」など4つのコンテンツ。大阪市 中之島クロス(常設展示)
2億円トイレ総工費が話題となった木造トイレ棟の一部。大阪府 河内長野市(府立・花の文化園)
関西パビリオン(福井県ゾーン)恐竜の4面VRやデジタル化石発掘体験などの展示物。福井県 おおい町(こども家族館)
関西パビリオン(鳥取県ゾーン)シンボルである「まんが王国立像」と、ヨルダン館から譲り受けた赤い砂の展示がコラボレーションされます。鳥取県 境港市(夢みなとタワー内)
パナソニックパビリオン ノモの国(展示)「大地エリア」で展示されていたバイオセンサリードームの一部。大阪府 西門真新棟(パナソニックHD技術部門の来訪者向け展示)
よしもとwaraii miraii館(アート作品)謎のネギオブジェ「問いかけられるネギ」。群馬県下仁田町
万博サウナ 太陽のつぼみ空気を抜くとコンパクトに収納できる躯体。リゾート施設への移設が検討中です。

3. 構造物・資材の再利用(大規模レガシー)

項目概要移設・活用先
大屋根リング(木材)全長約2kmの世界最大級の木造建築物を構成していた木材。石川県珠洲市の復興公営住宅の資材として活用される予定(能登半島地震復興支援)
大屋根リング(建物の一部)リングの北東側約200mの区間。夢洲(現地保存):大阪市が市営公園として整備する方針
静けさの森会場中心部に作られた広さ約2.3haの人工の森。夢洲(現地に残される):跡地の緑地として活用、「静けさの森 共鳴機構」が維持管理を担う予定
ウーマンズパビリオン建物建材。ドバイ万博日本館を再利用した施設。GREEN×EXPO 2027 横浜花博(再々利用)

4. 海外および国際的な移設・再活用

パビリオン名移設・活用内容移設先・所在地
BLUE OCEAN DOMEカーボンファイバーを骨組みに使用した、分解・運搬が容易な建物。設計者である坂茂氏が設計を担います。モルディブ(リゾート施設/サステナブルな観光・海洋教育拠点として再活用)
ウズベキスタン館屋根に日本の杉約300本を使用した建物。解体後、資材を本国へ輸送して再建。ウズベキスタン(教育センターとして活用)
イタリア館(展示)天球を担ぐ巨神像「ファルネーゼのアトラス」やダ・ヴィンチの「アトランティコ手稿」など主要作品の一部。大阪市立美術館(特別展「天空のアトラス」として期間限定で再展示:2025年10月25日~2026年1月12日)

5. 「味のレガシー」(飲食)とその他の再会スポット

項目概要移設・活用先
中東パビリオンカフェサウジアラビア、バーレーンなど中東諸国のグルメ。大阪のどこか(カフェ「Arab Breeze」としてオープン予定)
ドイツパビリオンレストランドイツ料理を提供するレストラン。大阪・難波(「Oishii Germany」レストランを2026年夏にオープン予定)
ミライ人間洗濯機大阪ヘルスケアパビリオンで人気を集めた展示物。株式会社サイエンス本社(新大阪ショールーム)で体験展示に利用されます。
パビリオン資材の譲渡ポルトガル、パキスタン、スーダン、ヨルダン館から廃棄予定だった装飾品や資材。セレッソ大阪(ホームゲームや地域・社会貢献活動で活用予定)
公式グッズ万博会場で販売されていた商品。会場外オフィシャルストア(営業継続、在庫入荷予定)

万博は閉幕しましたが、その熱気と感動は、「建物や資材の再利用」という形で、私たちの未来の暮らしや学びの場に深く根付いています。特に中高生の皆さんにとっては、これらの「レガシー施設」を巡ることは、万博で学んだ持続可能性(サステナビリティ)や未来の技術について、具体的な場所で考える「最高の探求学習」になるはずです。

さあ、ミャクミャク像が次にどこへ向かうのか、ワクワクしながら「未来への旅」に出かけましょう!

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